適正な慰謝料とは

加害者に謝ってもらいたいと思うのが交通事故の被害に遭った人の気持ちです。同時に、治療費などを支払ってほしいという気持ちもわいてくるでしょう。これが、誠意を見せてほしいという感情です。誠意とは慰謝料を指しているわけですが、慰謝料は高過ぎても驚いてしまいますし、かといって低過ぎても見くびられたような残念感があります。被害者の精神的・肉体的苦痛に対して支払われるお金ですから、低ければ低いほど被害者の価値を問うものとなってくるでしょう。

被害者の苦痛をお金に換算するとき、3つの基準によって数値化が図られます。3つの基準とは、自賠責保険基準・任意保険基準・弁護士基準です。自賠責保険基準や任意保険基準で慰謝料が換算されてしまうと、保険会社のいいようになる可能性が大です。これに対して、弁護士基準は被害者に有利になりやすい基準です。

弁護士基準は、過去にあった交通事故について、裁判の判例などを基に公表されている基準です。裁判所基準とも呼ばれるこちらは、自賠責保険基準や任意保険基準よりも高い慰謝料となるケースが多いのです。実際、示談交渉を弁護士に依頼すると、数十万円から百万円単位で慰謝料が増額されることが珍しくありません。その金額こそ、適正な慰謝料なのです。